技術士第二次試験 受験申込書(Excel)作成時の注意事項

 令和3年度から、受験申込書がPDFからExcel形式に変更となりました。お困りの方が少なからずいるようですので、簡単に注意事項をまとめてみました。

1.受験方法の選択

 まず、Excelファイルのマクロの実行を有効化し、該当する受験部門を選択してください。

2.必要事項の入力

①受験者情報

 Excelファイル右欄の案内に従い入力してください。

②受験資格

 Excelファイル右欄の案内に従い入力してください。

 受験資格(業務経歴)の経路は後々口頭試験に影響しますので慎重に選択してください。経路③で受験できる方は、経路③が無難かと思います。私は、経路①で受験経験がありますが、口頭試験の際にコンピテンシー確認の前段として、自身の経歴説明、指導技術者の人柄等の質問をされました。

③受験内容

 Excelファイル右欄の案内に従い入力してください。

 技術部門選択科目は自身の業務経歴に基づいて選択してください。また、専門とする事項については、筆記試験の採点者や、口頭試験の試験官とのマッチングに利用されると聞くので、慎重に記載してください。

④大学院における研究経歴

 記載する方のみExcelファイル右欄の案内に従い入力してください。

⑤勤務先業務経歴

 Excelファイル右欄の案内に従い入力してください。

 これまでのPDF形式ではなかった字数制限が設けられました。地位・職名は10文字以内ですので、インフラメンテナンスグループリーダーのような、横文字の職名は記入が難しくなりました。また、業務内容も60文字以内と非常に少ないので、少ない文字数でコンピテンシーを発揮したことを示せるように吟味してください。私の場合、ここに取得した資格も記載し、技術者としての成長をアピールしていたのですが、今後は難しそうです。

⑥業務内容詳細

 ※当然ですが最も重要となる入力項目です。Excelファイル右欄の案内に従い入力してください。

 半角文字は1文字として扱われます。

 スペースはカウントされません。

 改行はカウントされません。※改行を入れたほうが読みやすいので、適切に改行することをお勧めします

 文字数超過はエラーメッセージが表示され出力できません。

 文字数が720文字以内でも、20行を超えるとエラーとなります。

 問題なければ、PDFに出力できます。

⑦提出する書類等

 Excelファイル右欄の案内に従い入力してください。

⑧業務経歴の証明

 Excelファイル右欄の案内に従い入力してください。

 業務経歴証明書への押印が廃止され、代わりに証明者が電話番号とメールアドレスを記入することになりました。業務経歴の証明は必ず証明者に入力してもらってください。技術士会による電話やメール確認も十分に考えられます。

 簡単ですが以上で注意事項の説明を終わります。すこしでも誰かの役に立てれば幸いです。

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