令和三年度 技術士第二次試験 建設部門(道路)の出題を予想してみたいと思います。
あくまで予想です。また、予想が当たったから合格点に達するというわけではありません。この試験は、知識を体系的に整理し、それをアウトプットする力が必要です。
必須科目Ⅰ(建設部門)予想問題
①SDGs(持続可能な開発目標):最近よく耳にすることば。建設業界は、人々の生活の基盤である住環境の提供やまちづくり、経済活動の基盤であるインフラ構築・整備、防災、衛生、省エネルギー、環境保護など、事業そのものがSDGsと直結する業界であり、上記17の目標のあらゆる局面に大きく関わり、影響力を有していると言えます。
②インフラの海外展開:これは消去法で予想。インフラシステム海外展開戦略 2025では、主要施策として○コロナへの対応の集中的推進、○カーボンニュートラルへの貢献、○デジタル技術・データの活用促進が唱えられている。
選択科目Ⅱ(道路)予想問題
Ⅱ-1(道路)予想問題
①緩和区間:(Ⅱ-1-1)今まで出題されいてません。線形設計で重要な要素であると考え、消去法で予想。
②自動運転補助施設:(Ⅱ-1-2)トレンドです。概要、期待される効果を整理しておきましょう。
③ICT舗装工:(Ⅱ-1-3)I-constructionのトップランナーICT土工に続く施策。
④補強土壁工法の維持管理:(Ⅱ-1-4)R1年度に切土法面の維持管理が出題されました。
⑤軽量盛土工法の維持管理:(Ⅱ-1-4)R1年度に切土法面の維持管理が出題されました。
Ⅱ-2(道路)予想問題
①歩行者利便増進道路:昨年度はR1年度でⅡ-1-2で出題された重要物流道路制度が、Ⅱ-2-1として出題。
②道路の災害復旧計画:昨年度は河川砂防で災害復旧計画についての出題がありました。
選択科目Ⅲ(道路)予想問題
①道路のDX(デジタルトランスフォーメーション):昨年度河川砂防では、データプラットフォームの整備、鋼構造・コンクリートでは、BIM/CIMが出題されました。道路においてもICT関連の出題の可能性は高いと思います。
②ポストコロナに向けた道路のあり方:国土交通省から発表された「2040道路の景色が変わる」は、ポストコロナの新しい生活様式や社会経済の変革も見据えながら、概ね20年後の日本社会を念頭に、道路政策を通じて実現を目指す社会像、その実現に向けた中長期的な政策の方向性を提案するものです。
まとめ
これらのキーワードを体系的に整理することで、予想が外れた場合でも、解決策の提案等、応用できることが多いと思います。しっかり勉強しておきましょう。