問題 Ⅱ-1-3
連続鉄筋コンクリート舗装と転圧コンクリート舗装の構造の概要について説明せよ。また、普通コンクリート舗装と比較して、それぞれの舗装の特徴を述べよ。
解答例
1.構造の概要
(1)連続鉄筋コンクリート舗装
連続鉄筋コンクリート舗装は、縦方向の連続した鉄筋によりコンクリートを拘束し、ひび割れの発生間隔を短く分散することで、横目地を用いない構造である。ひび割れの分散により、内部鉄筋の腐食や路盤支持力の低下を防止する。
(2)転圧コンクリート舗装
転圧コンクリート舗装は、コンクリート版にあらかじめ目地を設け、版に発生するひび割れを誘導する構造である。単位水量の少ないコンクリートを用い、アスファルト舗装と同様の施工機械により施工する。
2.普通コンクリート舗装との比較
(1)連続鉄筋コンクリート舗装
横目地を用いないため、振動・騒音の軽減あるいは平坦性の改善により、走行性が高い。また、コンポジット舗装のホワイトベースとして使用する場合、リフレクションクラックの発生が抑制される。
(2)転圧コンクリート舗装
アスファルト舗装と同様の施工機械を使用するため、施工性がよく、省人化を図ることが可能である。また、転圧によって施工初期の段階で耐荷力を発揮するため、早期の交通解放が可能である。
コメント
自分で言うのもなんですが、イマイチです。舗装の知識が不足していると感じます。改善案や修正事項などのコメントを募集しています。