ナショナルサイクルルートとは
ナショナルサイクルルート制度は、優れた観光資源を走行環境や休憩・宿泊機能、情報発信などの様々な取組を連携させたサイクルツーリズムの推進により、日本における新たな観光価値を創造し、地域の創生を図るため、ソフト・ハード両面から一定の水準を満たすルートを国が指定することで、世界に誇りうるサイクリングルートとして国内外にPRを行い、サイクルツーリズムを強力に推進していくもの。
指定要件
①ルート設定
・サイクルツーリズムの推進に資する魅力的で安全なルートであること
(必須例)延長100km以上 (推奨例)急こう配が連続する区間を避けたルート
②走行環境
・誰もが安全・快適に走行できる環境を備えていること
(必須例)矢羽根等により自転車通行空間が確保されていること
・誰もが迷わず安心して走行できる環境を備えていること
(必須例)経路などの路面標示、案内看板が設置されていること
③受入環境
・多様な交通手段に対応したゲートウェイが整備されていること
(必須例)レンタサイクルや着替え場所等を備えていること
・いつでも休憩できる環境を備えていること
(必須例)サイクルステーションがルートのおおむね20kmごとに整備されていること
・ルート沿いに自転車を運搬しながら移動可能な環境を備えていること
・サイクリストが安心して宿泊可能な環境を備えていること
・地域の魅力を満喫でき、地域復興にも寄与する環境を備えていること
・自転車のトラブルに対応できる環境を備えていること
・緊急時のサポートが得られる環境を備えていること
④情報発信
・誰もがどこでも容易に情報が得られる環境を備えていること
(必須例)HPなどで日英2か国語以上により情報発信していること
⑤取組体制
・官民連携によるサイクリング環境の水準維持等に必要な取組体制が確立されていること